買収劇

こんばんはパドラックの綾小路でございます。

@ITのブログに、買収合戦という投稿があった。

なんでも、OracleがBEAを買収するようです。

ちょっと前に、企業買収に関するミッションを受けたことがあり、M&Aの仲介会社に足を運んだことがあったのですが、そこでは売りに出ている会社のリストを拝見することができたのですが、自分が創造するよりはるかに多い企業数が掲載されていました。また、個人的に売却希望の話もよく聞くのですが、ITのソフトメーカーの買収の話は水面下で本当に多いようです。

もともと、ソフトウェアのビジネスは先行投資型のビジネスであり、プロダクトが売れるようになるまで、開発費、マーケティング費など結構なコストがかかります。また一旦成功しても、次のバージョンを出し続けなければならなく、コストとしては継続的に発生するため、経営的にはなかなかイバラな感じがしますね。

OracleのBEA買収もその一つの現れですが、今後、ソフトウェアメーカーは以下の二つの流れになるような気がします。

1)システムの部品を提供するようなメーカーは統合され、少数の企業体におちつく

2)エンドユーザーアプリケーションメーカーはライセンスビジネスではなく、サービスビジネスにシフトしていく

BEAはもちろん1)ですね。

1)のメーカー郡は統合されていくので、開発コストもそうですが、営業、マーケティングコストも効率的になるため、よりよい部品をプロダクトアウトできるようになると思います。

2)はもしかしたら、戦国時代になるかもしれませんね。

SIerはもともと、個別開発したシステム資産を生かした量販ビジネスにシフトしたい意向がありました。しかし、今までのライセンスビジネスの形態で量販ビジネスを展開しようと思っても、あらゆるケースでの利用想定への事前対応(ソフトウェアとしての完成度を求められますよね)や様々な動作環境での検証や、カスタマイズ対応など、結構なハードルがありました。

その点、SaaSやASPのようなサービス提供の形態であれば、そのハードルが軽減されるため、SIerによる受託開発→SaaS展開(自社提供や、大手SaaSベンダーへの相乗り)が加速するような気がします。

もしこの方向で進むのであれば、私としては非常に歓迎します。

部品メーカーは統合により技術が向上し、販売管理の低減により(きっと)低価格化が進むと思います。SaaSベンダーは競争によりサービス品質が向上する・・業界としてとっても健全であり、効率的な発展がありそうな気がします。

2008年はどのような動きになるか、ちょっと注目していきたいと思っています。

— posted by 綾小路雄太 at 12:20 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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